司法書士もおた事務所開業顛末記
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| 事務所就職か開業か!? |
試験に合格したら2〜3年どこかの事務所で補助者経験を積んで開業しよう…と考えていたところ、いざ合格してみると県内の事務所では補助者としての就職は非常に難しい状況にあるということが分かってきました。
地域にもよりますが、就職だけでなく配属研修先を見つけることさえコネがなければ難しいそうです。
私もそういう状況を見聞きするうち、就職よりは開業の方へと気持ちが固まっていきました。
(尚、平成12年からは配属研修が全国の単位会に義務づけられるそうです。)
年明けから先輩司法書士さんの御好意で、1月〜3月の間見習をさせていただけることになりました。
それまでの間、クレ・サラ相談会の見学をさせていただいたり、青年会の忘年会に参加させていただいたり、人脈作りにと、あわただしい年末となりました。
| 見習い・開業準備 |
平成11年1月4日から先輩司法書士事務所で見習いを始めました。
以前、東京の某事務所で1ヶ月お手伝いをしたことがありましたが、それから数年たっているとブルーマップの見方さえ忘れていたのに呆然となったこともありました。
約3ヶ月間とはいえ、途中に中央新人研修、ブロック新人研修、インフルエンザ感染等いろいろあって出勤できなかった日も多く、実際の勤務時間も午後3時半から午後9時までの某所勤務を兼務していたので1日4〜5時間といったものでしたから、あっという間に終わった感です。
事務所準備より先にまず登録だけ先にしておこうと、ブロック新人研修が終わったその日に職印を発注しました(登録申請に職印だけは準備必要なので)。
職印も含めて、その後注文することになったゴム印等の印鑑類や、封筒印刷などは地元近所の文房具屋や印刷屋さんに注文しました。結果的にも早くて安く、また宣伝にもなりますから一石二鳥です。
それからすぐ書士会での面接の日取りを予約しました。
連合会での登録審査は毎月9日と25日の2回行われているそうで、単位会に提出する書類が連合会に届くまで郵送事情により日数がかかるため、目標とする登録審査日より4〜5日早めに書類提出しておいた方がいいようです。
単位会に書類提出する際、面接審査もありますから、私は職印が出来上がるより先に面接の予約は入れておきました。
そして3月2日に単位会にて面接・書類提出をし、3月9日付けで登録完了となりました(これまた郵送事情で、登録の通知は数日後に届きました。その数日間は登録されたかどうか待ち遠しかったなぁ)。
連合会からの通知が届いた日、単位会事務局からも電話連絡があり、登録証の交付式の日程が知らされました。交付式では登録証、バッチ、報酬基準表や会規則等をいただきました。
3月中は見習に行くかたわら、週末に事務所の準備を少しずつ始めていました。
自宅の応接間を模様替えして事務所にするため準備といえば荷物の運びこみなのですが、とはいえ、日曜日しか休日がなかったのでそれほどの準備はできませんでした。
本格的に事務所準備にとりかかったのは見習が終わった4月に入ってからです。
「事務所の体裁が整ったら正式開業で、それから事件受託をしはじめよう…」と考えていましたが、3月の終わり頃には破産申立事件(記念すべき受託第1件目! まさか1件目が破産事件になるとは夢にも思っていませんでした)を引き受けることとなり、自分でも「えらいこっちゃ」という感じでした。
先輩から資料を貸していただいたり、アドバイスをいただきながら進めていきました。あわてて封筒印刷を発注したり、コピーをとりにコンビニに走ったり…。
事務所準備が不備だとこうも作業的に大変なものなのかと痛感したので、4月に入っての準備は急ピッチでやりました。
費用を押さえられるところは押さえて…と看板等も手作りです(看板作りは1週間かかった)。税務署等への各種届出もこのときやっておきました。
事務所準備はやってみると結構こまごましたものまで必要で、自宅開業でも予想以上に費用も手間もかかりました。
| 祝!もおた事務所開業 |
4月中旬、やっと一通りの準備が整い、正式開業することになりました。(といっても、よく周りからは「登録したときが開業日だから、もう開業してるんだよ」って言われてました。でも、きちんとケジメをつけたかったので自分では4月のこの日を開業日だと思っています。)
開業案内状を一気に発送して、その日から挨拶まわりを始めました。
開業してもすぐには仕事は来ない、当分は食っていけない…と聞いていたので、受験勉強中から続けている某所の夜勤も継続です。
数ヶ月は1件も仕事が来ないかも…と覚悟していましたが、ふたを開けてみると予想に反してすぐに仕事がぽつりぽつりと来始めました。嬉しいやら慌てるやらで、とたんに忙しく(?)なってしまいました(でも、仕事慣れしていないための時間のロスが大きいだけかも…)。
登記所からは少し離れているけれど、司法書士が少ない地域だったのが吉に出たのか(登記所のオンライン化が進めばさらにデメリットは少なくなるでしょうし、地元地域密着型としてやっていきたいと思っています)、周囲の方の暖かいご支援の賜物か…。
なにはともあれ、どたばた新米司法書士の誕生となりました。
支部総会でいきなり広報委員や支部別研修員に抜擢(?)もされ、さらに忙しくなりそうです。大海原に漕ぎ出した一匹の蟻の心境で、不安もいっぱいだけど夢もいっぱい!
みなさんのご助言をいただきながらこれから一つずつ経験を積んで「町の法律家」目指して成長していきたいと思います。
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